回線や主装置、ビジネスフォン故障の実例と解決までの道のり

不意のビジネスフォンの故障。
話し中に雑音が入る!電話が繋がらない!など症状は様々です。どこが原因になっているのか分からない!、もしかしてビジネスフォン自体の買換えが必要なの?という不安な気持ちでいっぱいになると思います。

ここでは様々な実例とその症状がどのようにして解決していったかなどを紹介していきます。解決までの道のりが分かるだけでも少しは安心できますよね。

きっとあなたが直面しているビジネスフォンの症状も見つかるかもしれません。

ビジネスフォン卓上タイプのトラブル例

通話中に雑音が入る

床下配管内でのジョイント(つなぎ目)に問題を発見。コネクターで再度接続をし、解決した。

雨が降ると雑音が入る

屋外のジョイントボックス内の結線に問題を発見。コネクターで再度接続をし、解決した。

ビジネスフォンが繋がらなくなった

ビジネスフォンの配線をイスで踏んでおり、中で断線していた。配線を新しく付け替え、もう踏まないように端子箱を机の裏にマグネットで設置した。

ビジネスフォンが1台だけ使えない

主装置内の基板(ユニット)のポートが故障していた。他の空いたポートに収容変更し、復旧させた。

ビジネスフォン1台だけ液晶表示がされない

電話機を電話回線に接続するための屋内配線用装置であるローゼットが劣化していたため、交換し、復旧させた。

ビジネスフォンコードレスタイプのトラブル例

コードレスフォンが使用できない

アンテナの給電ランプが消えていたのを発見。主装置のアンテナを収容していたポートが故障していたため、他の空いているポートに収容変更して復旧した。

通話が途切れる

アンテナをなるべく高い位置に移設し、電波が良くなったため解決した。

電波が悪い

主装置のすぐそばにアンテナが設置されているのを発見。アンテナを主装置からはなし、高い位置に移設したら復旧した。
主装置とアンテナは2メートル以上離して設置しないと電波障害が起きる可能性があります。

充電できない

充電器の接点端子が故障していた。充電器を新しいものに交換し、解決した。

充電してもすぐに電池がなくなる

充電電池に寿命が来ていたようなので、新しい電池に交換したところ解決した。

ビジネスフォン回線のトラブル例

よく雑音が入る

落雷によって起こる誘導電流や異常電圧から通信機器を保護する保安器のヒューズ(電流が多く流れるのを防ぐ安全装置)に問題を発見。新しい保安器に交換し、復旧した。

電話回線が不通状態になった

落雷による過電流が原因で電話回線用の基板(ユニット)が焦げていたのを発見。基板を新しく変えて、復旧した。

ビジネスフォンが誤作動した

主装置が倒れたことによる誤作動であったため、リセットボタンで復旧。
主装置は倒れないように安定させること。

復旧にはどの位の費用と時間がかかるの?

ビジネスフォンは会社に取っては要的存在ですよね。電話でのビジネスを行っている会社ではなおさらです。
1日でも早くビジネスフォンが復旧してもらわないと困ります。では大体どのくらいの費用と期間がかかるのでしょうか?

新品のビジネスフォンを導入している場合

保守契約を結んでいる場合がほとんどだと思います。その場合、基本的な修理費用はかかりません。
特別に工事出張費が加算される場合はありますので、電話で問い合わせた時に確認しておきましょう。

中古のビジネスフォンを導入している場合

中古のビジネスフォンは新品と違って保守契約を結ばないことが多いです。そのため、修理を依頼すると数万円はかかります。
もし修理では済まず、部品や主装置の交換が必要になてくる場合は数十万円の費用がかかってしまうこともあります。

また、期間は工事だけでしたら1~2営業日ほどかかりますが、部品の交換や主装置やビジネスフォン本体の交換が必要になってくる場合は、まずその部品を発注し、揃えたりしないといけないので、10営業日以上かかる可能性もあります。

症状によっては復旧までにかなりの時間がとられてしまうので、その間、通常通りに業務を進めることができるよう、通信業者の一括転送サービスのようなものや、故障や停電時に自動でメール通知をしてくれるサービスに登録するといいでしょう。

気を付けておくべき、簡単なこと

ビジネスフォンの不具合の原因や解決策はプロじゃないとなかなか発見できません。
しかし、ちょっとしたことに気を配ることで、未然にトラブルを防ぐこともできます。

例えば、業者によっては配線をスッキリまとめてくれるサービスもあるので利用したり、半期に1度はメンテナンスに入ってもらうなど、何か起きてしまう前にできることをしておきましょう。

また、普段から気を付けておきたいこととしては・・・

  • イスや什器からの圧迫による断線を防ぐためになるべくOAフロアを使用する
  • オフィスがOAフロアではない場合、配線をまとめたり、踏まないようにデスクの裏に貼り付けたりなどして、整理をする
  • 定期的に主装置や配線の点検とメンテナンスの依頼を業者にする
  • 充電池などは消耗品であることを認識し、使用期間を気にしておく

以上のような点になります。ぜひ今日から意識をしてみてください。

まとめ

ビジネスフォンが使えなくなるというのは大きく業務に影響しますが、調べてもらうと僅かな調整で復旧したり、ある部品の交換だけで済んだりと、案外本体の大げさな故障である確立は意外と低いものです。

しかし、その部品を集めるのに日数がかかったり、費用がかかったりするのである程度原因を自分で探り、業者に予め不具合の状態を伝えておくと修理もスムーズにいきます。

上記の実例を見てみて、目の前で起きている障害は何に当てはまるのか、どのようにして復旧されているのかを参考にしてみてください。

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